ぼくが今まで PowerBook にこだわってきたのは、仕事上どうしても必要な拡張ディスプレイが iBook では不可能だったこと、これが唯一の理由だ。それがなんと新しい MacBook では平気に可能であると。Pismo の樹脂ボディーが気に入っているぼくとしては、金属ボディーになってからの PowerBook よりは、iBook の滑らかな暖かみのあるデザインに惹かれ続けてきた。さらに価格の方も最上位機種の黒が 1.479 ユーロ、だとすればすぐにでもポチッとしたいところなのではある。が、遅れに遅れている(特に)日本の出版業界に合わさなければならない現実がある。つまり、Classic 環境を捨てることができないのだ。この件に関して少しだけ詳しく書いておこうと思う。 現在、仕事で使っている Finale は、最新のバージョンが 2006d で、このバージョンから Universal Binary 化された。ぼく自身が PowerBook G4 15/1.67GHz 上で使っているのは 2006c で、Universal Binary 化された "d" でも機能的な差異はない。先日、MacBook Pro 15/2.16GHz 上でこの "c" を使う機会があったのだが、ぼくの PowerBook G4 15/1.67GHz と体感的な速度の違いは感じられなかったばかりか、ある局面では動作に引っ掛かりが感じられた。しかしこれは MacBook Pro のせいではなく、Finale のせいであり、Intel Core Duo Prozessor(←ドイツ語) をフルに活かすには Finale 2007 のリリースを待たなければならない。時期的には 2007 年の春以降だろうか。 しかし、問題はそのようなところにあるのではなく、出版社には Finale 2003 で開くことのできるファイルを渡す必要があるということだ。具体的には、ぼくは楽譜の作成の完成までの全てを Finale 2006c でまかなっている。ところが、Finale には下位互換性がないために、ある種の裏技を駆使してこのファイルを 2003 で開くことができるようにコンバートする。しかし、この時点で失われてしまうデータが数多くある。要するに、日本の出版社向けファイルは、最後の最後で 2003 を使用してそれ専用に編集し直さなければならないのだ。結果、2003 以降のバージョンで開けるファイルと 2006 以降でしか開けないファイルの面倒を同時に見なければならなくなる。これが非常に非生産的で非音楽的かつ非創造的なのである。ではなぜ最初から 2003 で作成しないのかというと、それはもう OS 9 自体の安定度から Classic 環境の速度、さらに当然 2003 の安定度や機能などがまったく OS X 上で動く 2006 には遠く及ばないからだ。ぼくの場合は、2006 ではまったくストレスフリーに没頭できる。この安心感は過去のバージョンには替えがたいものがある。 という理由で今すぐポチッとするわけにはいかないのだが、自分の中である踏ん切りが付けばその時は全てを刷新したいと思う。その踏ん切りとは、出版社には Finale のデータそのものを渡すのではなく、こちらでプリントアウトしたものを渡し、新たに出版社でデータを作成してもらうための出費を厭わないような状況になったときである。まあもっとも、それならこちらはなにも Finale で楽譜データを作成する必要はなく、それこそ五線紙にシャーペンで書いたもののコピーを送れば事足りるわけなのだが...。
少し時間に余裕ができたので、ここでの更新作業を再開しようと思う。元の鞘に収まったというべきか。 先ずは Views of Europe のページに、Beautiful Earth と題して Google マップ の衛星画像を紹介するページを追加した。Google マップで開くためのリンク、Google Earth で開くための kml ファイル、さらにそのどちらでも簡単に検索が可能なように座標を記述しておいた。すでにブログの方で紹介済みの中から選択したのだが、今後も主にベルリン、そしてドイツ全般の衛星画像を紹介していくつもりだ。まあたまにはヒマラヤの方へ飛ぶこともあるかもしれない。 そうそう、約半年ぶりに Top ページの写真も更新。でも新緑と呼ぶにはまだ時期尚早の図ではある。 尚、ブログの方は今後の使い道を検討中だ。「ま、大事なのは中身といってしまえばそうなんですけど」:うっ...。
|