next

 


JISMUG では Mac OS 8.5 以降で採用された「Multilingual Internet Access」機能を使い、JLK を使わずに日本語環境を構築する方法を考察してみた。まだデータ不足の感は否めないが、「JLK より動作が軽い。」「JLK を購入するよりも安価に、JLK より優れた日本語環境ができる。」などの声も出ているのでここでご紹介しよう。ただし、これは正式にサポートされた使用法ではないので、(だが違法な方法ではない)各自の責任でインストール等は行ってほしい。今回は英語版の Mac OS 8.6 を例にとって説明しているが、基本的に8.5以上のシステムソフトウエアであれば同様である。ただし、英語版以外のシステム上での動作確認はまだできていないので、トライされた方があれば、是非レポートしていただければ幸いである。




用意するもの

  • Mac OS 8.5 以上のインストール CD

  • ATOK や EG Bridge などの日本語変換システム

  • スクリプト切り替えソフト( ScriptSwitcher や Script Changer など。ソフトウエアのページ参照)


インストールの実際

この作業はなるべくシステムがクリーンな状態、つまり購入してすぐの状態や、システムをクリーンインストールした直後などにおこなうのが好ましい。 またアップデータ等はこの時点ではかけないようにしておく。(Mac OS 8.5 → 8.51 Updater など)これはシステムのインストーラが、すでにインストールされているシステムを調査する際にシステムのバージョンが違うと判断し、追加インストール作業が出来なくなることを防ぐためだ。

  1. Mac OS の入った CD を CD-ROM ドライブに入れて、再起動をする。このときにキーボードの「C」のキーを押したままにしておく。これは CD の中に入っているシステムからマシンを起動するためだ。実は今回の作業は、 CD から起動しなくても行えるが、 CD から起動した方がより確実なのでこの方法を採っている。



  2. CD から起動し始めたらキーボードから手を離し、システムが起動するのを待つ。


  3. CD の Mac OS Install のアイコンをダブルクリックし、インストーラを起動する。


  4. インストールプログラムが起動するので、「 Continue 」をクリックする。




  5. インストールするハードディスクを指定して「 Select 」をクリックする。




  6. このハードディスクにはすでにシステムがインストールされているという旨のメッセージがでるので、「 Add/Remove 」をクリックする。




  7. まず一番上にある「 Mac OS 8.6 」(システムが8.6の場合)の左のチェックボックスをクリックして、その後 Installation Mode を「 Custom Installation 」にする。




  8. 「 Custom Installation 」を選ぶとすぐに下のような画面がでてくるので、「 International 」の左にある三角のアイコンをクリックする。(チェックボックスはクリックしない)




  9. 「 International 」の中味が表示されるので、「 WorldScript II 」のチェックボックスだけをクリックする。そうすると同時に「 International 」のチェックボックスに「−」の記号がつく。その後「 OK 」をクリックして元に戻る。「 WorldScript 」とはシステムで多言語を扱うための機能で、「 WorldScript I 」が1バイト文字を使用する言語、「 WorldScript II 」が2バイト文字を使用する言語用のファイルだ。簡単に言えばお箸の国の言語は「 WorldScript II 」を使う。




  10. 次にリストの一番下にある「 Multilingual Internet Access 」のチェックボックスをクリックし、その後 Installation Mode を「 Custom Installation 」にする。




  11. 「 Custom Installation 」を選ぶとすぐに下のような画面がでてくるので、「 Software for the Japanese Language (Display only) 」の左にあるチェックボックスだけをクリックし「 OK 」をクリックし元に戻る。

    「 WorldScript II 」を入れただけでは、システムがお箸の国の言葉に対応しただけなので、この 「 Multilingual Internet Access 」でフォント関係をインストールするわけだ。(他の言語を入れると言語の切り替えが煩雑になるので、この時点では他の言語は入れてはいけない。)




  12. 元に戻って右下にある「 Start 」をクリックしてインストールを開始する。すぐに下のようなメッセージがでるが、単なる確認なので「 Continue 」をクリックして進む。




  13. インストールが完了すると下のようなメッセージを出してくるので、「 Restart 」をクリックしてマシンを再起動させる。




  14. 「 ScriptChanger1.1 」フォルダをハードディスクにコピーし、ダブルクリックして開いて、中にある「 ScriptChanger 」をダブルクリックして開く。




  15. ScriptChanger が起動したら、 System Script を「 Roman 」から「日本語」に変えて、「 Change 」をクリックする。




  16. 「システムのスクリプトを変える際にはウイルス検知ソフトなどを向こうにしてください。」という旨のメッセージが出るが、ここではまだそのようなソフトウエアをインストールしていないので、無視して「 Proceed 」をクリックする。




  17. 再起動を促すメッセージが出るので、ここでは「 Quit 」ではなく「 Restaet 」をクリックし、すぐに再起動をする。
    この時点ではまだこのコンピュータは「日本語を話すアメリカ人」でしかない。このままではワールドカップの日本代表にはなれないし、横綱にもなれない。よってこのアメリカ人を日本に帰化させるのがこのソフトウエアの役目。(再起動で国籍はいつでも変えることができるので、ご心配なく)




  18. 再起動後、メニューバー(画面上部の帯)の右側に赤丸が表示される。これはシステムのスクリプトが日本語になったことを表している。よってこの状態ですでに日本語での表示が可能になっている。(ちなみにこの赤丸は同時に、入力のための日本語変換システムはインストールされていないことも表している。)




  19. ScriptChanger はどこか適当な場所に移動しておく。(本体もしくはそのエイリアスをアップルメニューに入れておくと便利だ。)またシステムの CD も取り出しておく。


  20. ATOK 12 for Macintosh の CD を入れ、 ATOK 12インストーラのアイコンをダブルクリックする。EGBRIDGE などのほかの日本語変換システムをインストールする場合も同じような手順になる。




  21. インストーラが起動するので、「確認」をクリックする。




  22. 特に設定を変更する必要はないので「インストールの場所」だけ確認して「開始」をクリックする。




  23. 「他のアプリケーションを終了しないとインストールが続行できない。」という旨のメッセージが出るが気にせずに「続ける」をクリックする。




  24. 使用者名と法人名を記入する。法人名は省略可能。当然だが日本語での入力はまだ出来ないので、登録は英語もしくはローマ字表記になる。入力後「次へ」をクリックする。




  25. ハイフンの前後をしれぞれのボックス内に間違えないようにシリアルナンバーを記入する。(ハイフンは打つ必要はない。)シリアルナンバーを書いた紙はステッカになっているので、 CD ケースに貼っておくとよい。




  26. 確認のメッセージが出るので、「登録」をクリックし進む。




  27. 漢字入力モードの選択画面が出るが、英語キーボードの場合は必然的にローマ字入力となるので、ローマ字漢字入力を選び、「次へ」をクリックする。




  28. インストールが始まるので、しばらく待つ。




  29. インストールが終了すると再起動を促すメッセージが出るので、「再起動」をクリックする。




  30. 再起動後、メニューバーの右の部分が青い菱形になっているので、キーを押しながら一度だけスペースキー(キーボードの下部にある、なにも文字の書いていない細長いキー)を押して、下図のようになるかを確認する。以降日本語入力モードと英語モードの入力切り替えはこの方法で行える。まれに一回目だけこのキーボードコンビネーションが働かないことがあるので、その場合はマウスを青い菱形のところへ持ってゆき、プルダウンメニューから「 ATOK 12 」を選ぶ。


 

以上で JLK を使用しない日本語環境が完成する。挑戦された方はレポートなどを是非掲示板等にお寄せいただきたい。

(1999.8.28 Witten by TOSS)


next上記環境でのソフトウェア動作確認